【Amazon RDS予備知識】Amazon RDSとは?

Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)とは、AWSが提供するリレーショナルデータベースの管理サービスです。少し難しいですが、頑張って勉強しましょう

2023年11月17日
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クラウドコンピューティングの世界で重要な一角を担う「Amazon RDS」についてお話しします。Amazon RDSって何?と思う方もいるかもしれませんね。

それは、Amazon Web Services(AWS)が提供するリレーショナルデータベースの管理が簡単になるウェブサービスです。

駆け出しエンジニアの皆さんは、データベースって難しそう…と感じる方もいるでしょう。

Amazon RDSの基本

Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)とは、AWSが提供するリレーショナルデータベースの管理サービスです。このサービスを使えば、データベースの設定、運用、スケーリングが手軽にできます。

なぜRDSが重要なのか?

データベースはWebアプリやサービスにとって、心臓のような存在です。しかし、データベースの管理は専門知識が必要で、時間も手間もかかります。RDSはその手間を大幅に減らしてくれるのです。

主な機能

  • 自動バックアップ: データの安全性を確保。
  • スケーリング: 需要に応じてリソースを自動調整。
  • 多様なDBエンジン: MySQL, PostgreSQL, SQL Serverなど、複数のデータベースエンジンをサポート。

簡単に説明すると

簡単に言うと、Amazon RDSはクラウド上でデータベースを一元管理します。ユーザーはAWSコンソールやAPIを通じて、データベースの作成、運用、監視ができます。

クラウドのメリット

クラウド上でデータベースを管理する最大の利点は、「いつでも、どこでも」アクセス可能な点です。これにより、リモートワークや分散チームでもスムーズな運用が可能です。

様々な企業に

Amazon RDSは、スタートアップから大企業まで幅広い規模のビジネスで使用されています。特に、データベース管理に手間をかけたくない小〜中規模の企業や、高度なスケーリングを必要とする大企業におすすめです。

Amazon RDSのセットアップ

Amazon RDSを使い始める前に、いくつかの前提条件があります。

  • AWSアカウント: 当然ですが、AWSのサービスなのでAWSアカウントが必要です。
  • VPC設定: Virtual Private Cloud(VPC)でのネットワーク設定も必要です。

手順の概要

Amazon RDSのセットアップは以下のステップで行います。

  1. AWSコンソールにログイン: まずは、AWSにログインしましょう。
  2. RDSサービスを選択: ダッシュボードからRDSを選びます。
  3. 新規データベース作成: 画面指示に従って新規データベースを作成。
  4. 設定詳細: データベースエンジン、バージョン、スケーリングオプションなどを設定。
  5. セキュリティ設定: VPC、セキュリティグループ、IAMロールを設定。
  6. データベース作成: 最後に「データベース作成」をクリック。

セキュリティとコスト

  • セキュリティ: RDSでは、SSL/TLSを用いたデータの暗号化が可能です。セキュリティはしっかりと設定しましょう。
  • コスト: RDSは使った分だけ課金されますが、無駄なコストを避けるためにも、予算と使用状況をしっかりと監視することが重要です。

セットアップ手順は以上です。RDSは非常に柔軟性が高く、多様なニーズに対応できるサービスですが、その分、設定項目も多いです。

初心者には辛すぎますね。

Amazon RDSの活用法

それでは、少し突っ込んだところも勉強していきましょう。
RDSはWEBサイトの心臓部ということもあり、クエリの応答速度やパフォーマンス、拡張性と可用性にも目を向けていきます。

パフォーマンス最適化

パフォーマンスを最適化するって言うと難しそうですが、要は「データベースをサクサク動かす」ことが目的です。なぜそれがいいのかというと

RDSのパフォーマンスを最適化する方法はいくつかあります。

  • クエリの最適化: SQLクエリが効率的かどうかを確認し、必要に応じて最適化します。
  • インデックスの使用: データ検索を高速化するために、インデックスを適切に設定します。

バックアップと復元

バックアップと復元が大事な理由は、まず「安全なネット」は幻想だからです。残念なことに、データはいつ何時失われるかわかりません。

それがシステムの障害であれ、人為的なミスであれ、結果は同じです。もし大切なデータが失われたら、それはビジネスにとって致命的な打撃を与える可能性があります。

そこで、RDSではこれらのバックアップ方法が存在します。
ざっくりと覚えておきましょう。

  • 自動バックアップ: RDSは自動的にデータをバックアップしてくれますが、設定を確認しておきましょう。
  • 手動バックアップ: 重要なタイミングで手動バックアップを取ることも可能です。

※ 私たち人間は、残念なことにミスをします。誰でも間違ってファイルを削除したり、重要なデータを上書きしてしまう可能性があります。そんな時でも、バックアップがあれば安心ですね!

拡張性と可用性

ビジネスが成長するにつれて、データベースもスケールする必要があります。

拡張性が高いということは、急に多くの人がサービスを使い始めても、その負荷に耐えられる準備ができているということです。たとえば、あなたのウェブサイトがテレビで紹介されたとしましょう。その瞬間、何千人もの人がサイトに訪れるかもしれません。拡張性が確保されていれば、その大量のアクセスにもしっかり対応でき、新しい顧客やファンをしっかりキャッチできます。

一方で、可用性が高いということは、サービスが安定して動いている時間が長いということです。これが確保されていないと、たとえばオンラインショップが突然使えなくなったり、予約システムがダウンしてしまったりする可能性があります。そうなると、顧客はイライラして他のサービスに移ってしまうかもしれません。

  • レプリケーション: 読み取り専用のレプリカを作成して、負荷を分散します。
  • マルチAZ展開: 高可用性を確保するために、複数の可用性ゾーンにデータベースを展開します。

まとめ

Amazon RDSは、データベース管理をシンプルかつ効率的にするAWSのサービスです。この記事で触れたように、RDSはその基本からセットアップ、更には高度な活用法まで非常に多様な機能を持っています。

もし興味を持ったら深掘りしてみましょう!

筆者情報
IT業界経験6年目のフルスタックエンジニア。
フロントエンドを軸として技術を研鑽中でございます。