【curl】Webコンテンツの取得とファイル保存

【curl】Webコンテンツの取得とファイル保存

curlコマンドは、ターミナルから直接Webコンテンツを取得したり、ファイルをダウンロードしたりする際に使用します。ここでは、その基本的な操作と主要なオプションについて整理します。

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【curl】Webコンテンツの取得とファイル保存

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curlコマンドは、ターミナルから直接Webコンテンツを取得したり、ファイルをダウンロードしたりする際に使用します。ここでは、その基本的な操作と主要なオプションについて整理します。

更新日: 7/9/2025

Webページのコンテンツを取得する

最も基本的な使い方は、引数にURLを渡すことです。これにより、指定したURLのレスポンスボディが標準出力に表示されます。

# https://example.com のHTMLを取得して表示
curl https://example.com

結果をファイルに保存する

取得した内容は、ファイルとして保存することもできます。用途に応じて2つのオプションを使い分けます。

-oオプションは、保存するファイル名で指定する場合に使用します。

# 取得したコンテンツを webpage.html という名前で保存
curl -o webpage.html https://example.com

一方、-Oオプションは、URLに含まれているファイル名をそのまま利用して保存します。

# URL末尾の file.jpg という名前で保存
curl -O https://example.com/file.jpg

通信の詳細やヘッダーを確認する

通信のデバッグなどで詳細な情報が必要な場合は-vオプションを使います。リクエストやレスポンスのヘッダーを含む通信ログが出力されます。

# 通信の全過程を詳細に表示
curl -v https://example.com

レスポンスボディは不要で、HTTPヘッダー情報のみを確認したい場合は-Iオプションを使用します。

# レスポンスヘッダーのみを取得
curl -I https://example.com

リダイレクトを自動で追跡する

アクセス先のURLがリダイレクトを返す場合、標準ではcurlは追跡しません。-Lオプションを追加することで、最終的なリダイレクト先まで自動で追跡させることが可能です。

# リダイレクトがあった場合に追跡する
curl -L https://google.com

これらの基本オプションは組み合わせて使用できます。例えば、-L-Oを併用すると、リダイレクトされた先のファイルを元の名前で保存できます。目的に応じてオプションを組み合わせることで、さまざまな状況に対応可能です。

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