【HTMLハンズオン2】 SEO対策とモバイル対応

前回は<head>タグの基本を学びましたが、今回はSEO対策とモバイル対応について深掘りしていきます。今はモバイルデバイスでの表示が非常に重要なので、その対策もお伝えします。

2023年12月13日
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前回: 【HTMLハンズオン1】 基本的なHeadタグの作成を実践してみよう。

SEO(Search Engine Optimization)は、検索エンジンで上位に表示されるためのテクニックです。その上で、今はモバイルデバイスでの表示が非常に重要なので、その対策もお伝えします。

モバイル対応

まずは、<meta>タグでモバイル対応をするname=“viewport”を追加してみましょう。特にスマートフォンでの表示にこの設定はとっても大切です。

<meta name=“viewport” content=“width=device-width, initial-scale=1”>

この<meta>タグは、ページがユーザーのビューポート(表示エリア)にどう適応するかをコントロールします。

  • width=device-width: ビューポートの幅をデバイスの幅に合わせます。
  • initial-scale=1: 最初のズームレベルを1に設定します。これにより、ページはユーザーが開いたときに自動的にズームされることなく、デザイン通りのサイズで表示されます。
    ※ 「どちらかでいい」という意見もありますが、対応ブラウザの兼ね合いもあり、とりあえずどっちも設定しておけばOK

言語と地域を指定

さて、次に多言語対応です。<html>タグにlang属性を追加してみましょう。

<html lang=“ja”>

具体的には、lang=“ja”の部分で「このページの主要な言語は日本語だよ」とブラウザーや検索エンジンに伝えています。

この設定で、ブラウザや検索エンジンはこのページが日本語であると正確に判断できます。

英語のページを作成する場合は、<html lang=“en”>とします。フランス語の場合は、<html lang=“fr”>となります。言語コードは、その言語に応じて変更することができます。

Canonical設定

もう一つ、canonical(正規)URLを設定してみます。

このタグは、canonical(カノニカル)タグとして知られています。Webページが他のURLで重複して存在する場合に、どのURLが「正しい」ものであるかを検索エンジンに伝えるためのものです。

ウェブサイト内で似たような内容のページが複数存在すると、検索エンジンはどれをインデックスすればいいのか迷ってしまう。カノニカルタグで「これが本物だよ!」と教えてあげるわけです。

ブラウザで確認するだけだと実感が湧かないかと思いますが、頭の片隅に入れておきましょう。

<link rel=“canonical” href=“https://www.example.com/”>

保存してブラウザで確認

<!DOCTYPE html>
<html lang=“ja”>
<head>
  <title>私の素晴らしいウェブページ</title>
  <meta charset=“UTF-8”>
  <meta name=“description” content=“これは素晴らしいウェブページです“>
  <meta name=“keywords” content=“素晴らしい, ウェブページ“>
  <meta name=“viewport” content=“width=device-width, initial-scale=1”>
</head>
<body>
    <!-- ここにページの内容が入ります。 -->
</body>
</html>

最後に、変更を保存してブラウザで開いて確認します。ソースコードを確認して、ちゃんと追加したタグが反映されているか見てみましょう。

まとめ

はい、ここまでです。
無理せず、ゆっくりと進めていきましょう。

【HTML】初心者向け、Headタグとは??

【HTMLハンズオン1】 基本的なHeadタグの作成を実践してみよう。

【HTMLハンズオン3】 ページにスタイル(デザイン)を適用する方法

筆者情報
IT業界経験6年目のフルスタックエンジニア。
フロントエンドを軸として技術を研鑽中でございます。