このレシピの最大の特徴は、缶詰のココナッツミルクを使うのではなく、ココナッツファインを牛乳で丁寧に煮出して香りを抽出する点にあります。このひと手間が、添加物を含まないピュアでフレッシュなココナッツ本来の風味を引き出し、缶製品特有のクセがない、洗練された味わいを生み出します。
甘味料には糖質ゼロのラカントパウダーを使用することで、濃厚でありながら後味はすっきりと、罪悪感なく楽しめるヘルシーなデザートに仕上げました。食後のデザートはもちろん、おもてなしのシーンでも喜ばれること間違いなしの一品です。
材料
ココナッツファインからじっくりと香りを引き出すことで、他にはない本格的な風味が楽しめます。甘味料はラカントパウダーを使用し、ヘルシーに仕上げます。
美しく仕上げるためのヒント
作りたてのフレッシュな風味と、なめらかな食感を損なわないためのポイントです。
保存について
- 保存期間: 冷蔵庫で保存し、1週間以内にお召し上がりください。
- 注意点: 作りたての最も美味しい状態でお楽しみいただくことをおすすめします。添加物が含まれていないため、保存状態を考慮しお早めにお召し上がりください。
下準備
- 板ゼラチンは、たっぷりの氷水に1枚ずつ入れて、10〜15分ほどおいてふやかします。手で触ってみて、芯がなくふにゃふにゃの状態になればOKです。
ココナッツ牛乳を作る
- 鍋に牛乳 (300g)とココナッツファイン (40g)を入れ、弱火にかけます。木ベラなどで時々混ぜながら、鍋の縁がふつふつとしてくる沸騰直前まで温めます。
- 沸騰直前で火を止め、蓋をして10〜15分蒸らします。こうすることで、牛乳にココナッツの豊かな香りをじっくりと移します。
- 目の細かいザルや布巾を敷いたボウルを用意し、②を濾します。ヘラでココナッツファインをしっかりと押さえ、香りが移った牛乳を最後まで絞り出します。
生地を仕上げる
- ココナッツ牛乳とラカントパウダー (25g)を鍋に戻し入れ、再び弱火にかけます。ラカントパウダーが完全に溶けるまで、焦げ付かないように静かに混ぜます。(面倒であれば濾したタイミングで一緒に混ぜても大丈夫)
- 火を止めてから、下準備でふやかしておいた板ゼラチンの水気を手でよく絞り、鍋に加えます。鍋の余熱で、ゼラチンが完全に溶けるまで混ぜ合わせます。
- ②をボウルに移し、底を氷水にあてながらゴムベラで混ぜ続けます。ほんのりとろみがつくまで、絶えず混ぜながら冷やすのがポイントです。
- 別のボウルでフレッシュクリーム (200g)を、泡立て器で持ち上げるととろりと落ちるくらいの状態(6分立て)に泡立てます。
※ 冷やしながら混ぜることで、ゼラチンが均一に固まり、なめらかな口当たりになります。混ぜずに放置すると、底の部分だけが先に固まってしまうので注意しましょう。
混ぜて、冷やし固める
- とろみをつけた⑥のボウルに、泡立てた⑦のクリームを加え、ゴムベラで底からすくい上げるように優しく、かつ均一になるまで混ぜ合わせます。
- 出来上がった生地をお好みのグラスや器に静かに流し入れます。
- 冷蔵庫で3〜4時間以上、しっかりと冷やし固めたら完成です。お好みでミントやフルーツを飾ってお召し上がりください。